単純にいい音楽を知ってもらいたいな、という思いからはじめてみたコーナーです。 感想などありましたらどんなことでもいいので聞かせてほしいです。 反応をもらい、それに応えたりしながらつづけていきたいと思っています。 毎回テーマを決めて進めていきます。

第四回のテーマ
『メロディーの絶頂を味わえる曲〜じわじわ編〜』です。

秋山羊子イラスト

by akiyama-yoko

わたしはメロディーにはっきりとした頂点がある曲が好きです。 そこにとっっっても快感を感じるの。君にもぜひこの快感を味わってもらいたいなぁって思ったの。 それで今回はメロディーの頂点がはっきりある曲を紹介しようと思います。その中でもじわじわと頂点に達するタイプの曲をあげてみました。 ちなみに次回は瞬間的に頂点がくる曲を紹介します。(※今回と次回のテーマは「羊子からの手紙」のエッセイの改訂版です。)

オフコース - 言葉にできない(オフコース・A面コレクション『YES-YES-YES』より)

オフコース - 言葉にできない

この曲はとりわけじらすの。頂点がくる5分24秒あたりまでまだかなまだかなーってなる。 けどわかってる。すぐきちゃったら意味がないって。段階をふんでやっっっと辿り着くからものすごい快感がある。 あとこの曲の面白いところはサビが「ラララ〜」と歌詞がないこと。 曲名どおりそれは「言葉にできない」から。想いがとても強いと言葉にできなくなるよね。 毎回毎回聴くたびに興奮するとてもミラクルな曲。

小山卓治 - 祈り(『花を育てたことがあるかい』より)

小山卓治 - 祈り

「祈り」は昨年12月と今年3月とイベントで小山卓治さんとご一緒にさせてもらったときに演奏した曲。 はじめて聴いたとき、なんて美しい曲なんだろうって感動した。この曲は1番2番と少しずつ高まりながらも淡々と進んでいく。 そして5分6秒あたりのサビで一気に花開くの。そこで完全にノックアウトされる。小山卓治さんのつむぎだす出す言葉、音楽にはいつも奥深さを感じるの。 最近とても影響を受けているアーティストです。

アリシア・デ・ラローチャ - ラヴェル/水の精

アリシア・デ・ラローチャ - ラヴェル/水の精

じわじわ編の最後にクラッシクの曲をあげてみるね。ラヴェルの「水の精」。この曲の特徴はね、中盤辺りで頂点に達して、そこから一気に雪崩のように落ちるの。 ここがサイコー!ジェットコースターみたいなの。あこがれて楽譜買って練習したけどあまりに難しくて挫折しちゃった。 アリシアさんの演奏は本当に水のようでとても気持ちいい。おすすめです。


(2008.4.17)

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