単純にいい音楽を知ってもらいたいな、という思いからはじめてみたコーナーです。 感想などありましたらどんなことでもいいので聞かせてほしいです。 反応をもらい、それに応えたりしながらつづけていきたいと思っています。 毎回テーマを決めて進めていきます。

第三回のテーマ
『あぁなんか疲れちゃったなーって時に聴くクラシック音楽』です。

秋山羊子イラスト

by akiyama-yoko

レコードプレイヤーを購入したのをきっかけにクラッシクをよく聴くようになった。 わたしは小さい頃ピアノを習ってたからクラシックは身近なものだったけど、しばらく遠ざかっていた。 いま改めて良さを再認識している。 なんか疲れちゃったなぁ、って思って独りでゆっくりしたい時、どうしますか? お風呂に入ったり散歩したり…かな。 そんな時どうかなっていう3枚を紹介します。

セゴビア - プラテロと私 I

セゴビア - プラテロと私 I

クラシックギターのアルバム。 中古レコード店でまずジャケットに惹かれ試聴してピンとくるものがあって即購入した。 B面ラストのドビッシーの「亜麻色の髪の乙女」がとくにおすすめ。 クラッシクギターの繊細であたたかい音は何度聴いても飽きがこない。

サンソン・フランソワ - ドビッシー/ピアノ名曲集

サンソン・フランソワ - ドビッシー/ピアノ名曲集

ドビッシーの曲は小学校5年か6年の頃はじめて弾いたと記憶している。 和音の響きがとにかくとてもきれいで夢中になった。 このアルバムのフランソワさんに関して印象に残っているのは、ピアノの先生が「いい演奏家だけどくせが強すぎるので参考にするには適してない」って言っていたこと。 今聴いてみて、うーん確かに、って感じた。けど心地よい。適度なエスプリが効いていてね。 B面1曲目の「プレリュード」がとくにそう。彼の繊細さとあいまって気持ちいい。

グレン・グールド - バッハ/ゴールドベルク変奏曲

グレン・グールド - バッハ/ゴールドベルク変奏曲

グレン・グールドは学生時代によく聴いた。 グールドの弾くバッハは他の人の演奏とあきらかに違ってた。まるでパンクだった。 グールドは「ゴールドベルク変奏曲」を若い頃と晩年と2度録音している。わたしは若い頃の方が好き。 一曲目が始まった瞬間、ぶれていた心が修正され、どこか自分を取り戻すような感覚になれるの。


(2008.3.27)

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