羊子からの手紙 七十三通目 2014年7月号
北海道の知人からメロンが届きました。
毎年送ってくれます。メロンが届くと「あぁ夏が来たな」と思います。
今月はその北海道にツアーに行きます。
いつもなかなか出来ないのですが、今年こそツアーを思いっきり楽しみ尽くしたいです。
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目次
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1.今月の新曲「おぎゃー」
2.エッセイichi「力不足」
3.エッセイni「希望」
4.エッセイsan「いやだ」
5.羊子の逆お悩み相談室 回答編
6.羊子の逆お悩み相談室 相談編
7.今月のガツンときた言葉
8.羊子LIVE
9.羊子のアンテナ
10.秋山羊子のアルバム購入方法
11.羊子へのメッセージ
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1.今月の新曲「おぎゃー」
先月の新曲「曇りのち晴れ」の感想ありがとうございました。
前向きな何かを感じてくださった方が多かったです。
今回インスパイアされた垣内章伸さんの前向きなオーラーがものをいったのかもしれません。
演奏や歌い方はまだ発展途上なところがあるので今後化けるのか、もしくは通過点としての曲になるのか、その辺を判断していきたいと思ってます。
さて今月の新曲は「おぎゃー」です。
「人生って本当思い通りにいかないものね」
大好きだったおばあちゃんが亡くなる1年ぐらい前に言った言葉です。
おばあちゃんから見れば私はまだまだ青いのですが、青いなりに思いをぶつけました。
感想をいただけるととてもありがたいです。
http://youtu.be/gAoVnp_KrGQ(おぎゃー)
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2.エッセイichi「力不足」
「それぞれの太陽 第三回、第四回」応援ありがとうございました。
第三回目は進行役として場をコントロールしなくてはならないのにお客さんや小川紀美代さんが上手に場の空気を作ってくれたなーと今更ながら振り返ってました。
第四回目もお客さんと井波陽子さんが温かい雰囲気を作ってくれてました。
井波さんのステージはかなりエキサイティングでした。
終わった後私は何だかみんなが妙に優しかったなーってしんみりしてました。
自分の力不足に対してそれなりに落ち込むのですが、落ち込んでるひまがあったら次に進もうと思います。
第五回は未定ですが、もちろんやります。よろしくお願いします。
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3.エッセイni「希望」
北海道ツアーのこと。
今回はライヴ中に店主にインタビューするコーナーを設けます。※会場によって行わない会場もあります。
何でわざわざライヴ中にやるのかを説明します。
まず私がライヴをする店は大抵は大好きな店です。ありがたいことに。そしてお店の店主の人柄あってのライヴです。何故ならお店の雰囲気は店主が作るからです。
そんな店主をより知ってもらいたいというのと、私が音楽活動を続けていく上で抱えてる問題を対場は違うけど目指しているものに共通点があるのではないか、それを店主に伺いたかったからです。
きっとそこには私が伝えたいことである「希望」が確実にあって、その希望をお客さんも見いだしてくださると思ってます。
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4.エッセイsan「いやだ」
お隣りのご夫婦の子供は2歳の女の子。
最近言葉を発するようになって時々聞こえてくる。
「いやだ、いやだ、いやだ」と連発してます。
言葉の覚え始めに覚える単語なのでしょうか。
子供を持ったことないのでわからないけど。
何だかちょっと羨ましくなりました。
私もいやだ!いやだ!って叫べたら気持ちいいだろうなーって。
それが許される幼児期にいっぱいいやだいやだって言っておくことがきっと必要なんだろうかね。
自分も言ってたのかな。
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5.羊子の逆お悩み相談室 回答編
羊子の悩み相談とそれに対する回答を募集。翌月ナイスな回答を紹介するコーナー。
先月の羊子の悩みは、
「ライヴ会場の禁煙喫煙問題です。禁煙じゃないとだめとか、どちらでもいいとか、吸うので禁煙だと困るとか、たぶんそれぞれだと思うのですが、意見を聞きたいです。」
というものでした。
今回は8割の方が禁煙を主張もしくはライヴ会場内では喫煙を遠慮してほしいという回答でした。
ちょっと意外でした。もっと分かれるかなと思ったので。
そんな中また今回も選ぶのが心苦しかったのですがお二人を紹介させてもらいます。
まず原淳さん。喫煙者である原さんの視点からみた、なるほどなーとうなずく回答だったからです。
「喫煙については僕はハコのシステムかイベントの企画者が決めたことに準じればいいと思います。
受動喫煙を拡大解釈して完全な嫌煙権を主張する人がいますが本来ライブハウスは伝統的に大人が集うアングラの場所。カウンターで煙をくゆらせながら酒に酔い好きな音楽に耳を傾けるのが大人のアングラな場所でした。
老舗である四谷コタン、羽場さん健在時のボブテイル、四谷天窓、スターパインズカフェ、Next Sundayは基本的に喫煙可能です。
Miiya Cafe、KAKADOなどは喫煙所、喫煙エリアがある。
中野サンプラザや東京ドームや神宮球場なども座席での喫煙は全面禁止だけど、喫煙エリアは必ずある。
僕がプロデュースしてきたイベントでは必ず喫煙エリアを設けて客席では全面禁煙にしました。
僕のようなヘビースモーカーでも路上喫煙を見かけると不愉快になるんですよ。
23区では条例で路上喫煙を禁止している代わりに喫煙エリアを作っている。
これはこれで妥当だと思うのですよ。喫煙エリアの設置には、たばこ税で賄っているのですから。
僕の場合、普段の生活でも誰かの家へ訪れる時には携帯灰皿を持参して戸外で喫煙します。
スモーカーも出来れば気を遣わずに空気のきれいなところで一服したいのですよ。」
もう一方は田中陽子さん。
彼女はお店の人のことを書かれてますがそういう広い視野での回答が気づきを与えてくれていいなーと思ったからです。
「ライブを禁煙にすべきか、ですが
これは難しいですね。
個人のお店の人も、同じく悩んでるんじゃないでしょうか。
私は、前の上司がかなりのタバコ嫌いで少しのタバコの匂いにも敏感だったのを見ていたので
そういう人や、喘息の人のことを考えると禁煙の方が良いかも、、、と思いました。」
回答ありがとうございます!
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6.羊子の逆お悩み相談室 相談編
今回いつもとノリがちがいますが、あなたがライヴを観る時にお店に求めるものは何ですか?
いくつかあげてみましたので複数でもかまわないので選んでください。
できれば「その他」にも具体的に書いてほしいです。
1.食べものや飲みものが美味しい
2.音が良い
3.席の座り心地など居心地がいい
4.チケットが安い
5.禁煙もしくはきちんと分煙になっている
6.交通の便がいい
7.お店のスタッフの対応が良い
8.グランドピアノがある
9.店内が清潔
10.他の日含めて出演するミュージシャンが好み
11.その他(具体的に書いて下さい)
回答お待ちしています!
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7.今月のガツンときた言葉
「そんな当たり前のことを理解するのに二十年もかかった。」
村上春樹の小説「1Q84」より
何てことない言葉なのですが今回の新曲の設定と重なる為ひどくガツンときてしまいました。
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8.秋山羊子LIVE予定
7/20(日)ウーハ(東京・高円寺)
〜北海道ツアー〜
7/24(木)リブ・ギャラリー(札幌)
7/25(金)くう(札幌)
7/26(土)滝川市にてLIVE
7/27(日)なまらや(小樽)
7/28(月)ゴーシュ(洞爺湖)
7/29(火)base(函館)
7/30(水)お休み処 茶話(余市町)
8/10(日)STAX FRED(東京・新高円寺)
LIVE詳細はこちらからどうぞ。
http://www.hitsujilabo.com/live.html
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9.羊子のアンテナ
音楽編
Keith Jarrett 「The Melody At Night, With You」
「それぞれの太陽 第三回」のゲストの小川紀美代さんがトークの中で影響を受けた一枚にあげてくれたアルバム。キース・ジャレットに対して少なからずあった偏見がすっかり消えてしまった。厳選された音使い。しっとりと聴ける最高の一枚です。特に8曲目が好き。
The White Stripes「Get Behine Me Satan」
耳に残るギターフレーズが爽快。鬱々してる気分を吹き飛ばしてくれる一枚。レッド・ツェッペリンを思い出すなと思ったらレッド・ツェッペリンから現代のツェッペリンと認められてるとのこと。
ハンバート ハンバート「むかしぼくはみじめだった」
bigmama宅嶋さんが教えてくれた。ジャケットの写真が無骨でかなりインパクトがあっていい。一曲目の「ぼくのお日さま」すごくくる曲。全体の演奏もとても気持ちいいです。あぁ、自分も作られば!と背中を押されました。
読書編
村上春樹「1Q84」
今まで何度かトライして読み進めなかったけど遂に読み通せました。いっぱい寄り道をするので時々それについていけなくなったけど面白かった。善か悪かで物事を見ないそういう視点がいいなーって思いました。
村上龍「最後の家族」
引きこもりの男の子とその家族の物語。ぐいぐいと引き込まれあっと言う間に最後まで読ませられた。龍さんはいい教育者だなーっと思います。
漫画編
原作:水谷修 漫画:土田世紀 「夜回り先生」
以前水谷修さんの本は読んだことあったのですが、漫画は更に心に迫るものがありました。水谷修さんは定時制の先生をしながら非行に走る子供を救う為に夜な夜な巡回している方。今はもう先生はお辞めになられたみたいです。土田世紀さんは残念ながら若くして亡くなってしまったのですが土田さんの画力が原作の良さをさらに引き出していてとても良かった。
お店編
おりびえさんのオーダーメイドドレス
北海道ツアーの時にどうしてもアロハ生地でワンピースを着たくてオーダーメイドで作ってもらった。オリビエさんとは三重のひのきやさんで知り合った。メールでのやりとりで作ってもらうのはドキドキしたけどとても素敵なワンピースを作ってくれました。
テレビドラマ編
「MOZU」
サスペンスホラー。かなり丁寧に作られたドラマ。最近の気分転換に観ている。主役級の俳優人がうじゃうじゃ出てきて最初のうちそっちが気になったけど、慣れると大丈夫。
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10.秋山羊子のアルバム購入方法
『日々はありふれていて残酷で めちゃくちゃに愛おしくて時々ひどく退屈で でもうたいつづけていたい』(2500円)
『指一本で倒されるだろう』(2000円)
『ピラニアの棲む湖』(2300円)
『狂った手』(2000円)
ご購入方法:
1.下記メールフォーム又はメールアドレスまでアルバム名、枚数、お名前、送付先をお知らせください。
2.確認のメールを返信します。そこに代金の振込先をお知らせします。代金は銀行振込でお願いします。送料は何枚でも200円です。
3.ご入金の確認をしたら発送してメールにてお伝えします。
よろしくね。
mail@hitsujilabo.com
http://www.hitsujilabo.com/mail/mail.html
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11.羊子へのメッセージ
「羊子からの手紙」読んでくださってどうもありがとう。感想もらえるとうれしいです。メールアドレスの変更なども送ってくださいね。
メール:
mail@hitsujilabo.com
http://www.hitsujilabo.com/mail/mail.html
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「羊子からの手紙 七十三通目」制作・編集:秋山羊子/HITSUJI LABO