羊子からの手紙 六十三通目

 

すっかり秋の気配漂う毎日。
創作するには絶好の季節。
けど夏のあのスゴイ暑さも過ぎると淋しいなー。
私はまさしく芸術の秋を過ごしたいです。
食欲は年中無休なので。
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目次
0.YOKO's Cafe Members ログイン
1.今月の新曲「夕立」「アイ・アム・ア・バタフライ」
2.エッセイichi「あまちゃん」
3.エッセイni「笑いの難しさ」
4.羊子の逆お悩み相談室 回答編
5.羊子の逆お悩み相談室 相談編
6.今月のガツンときた言葉
7.羊子LIVE
8.羊子のアンテナ「音楽編」「映画編」「読書編」「漫画編」etc.
9.ニュースichi「アルバム購入方法」
10.羊子へのメッセージ
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1.今月の新曲「夕立」「アイ・アム・ア・バタフライ」
先月の新曲「ジャンプ」ですが終わらせ方に意見をくれた方が数人いました。
曲って始まりと終わりはすごく大事なのでいつも悩みます。
今回の「夕立」は前回の「ジャンプ」があっての曲。姉妹曲みたい。
そして「アイ・アム・ア・バタフライ」はビュフェ美術館に行ったのが刺激になって出来た曲。
どんなことでもいいので感じたこと知りたいです。

 

http://youtu.be/EI2Ew_0nZ-s (秋山羊子 - 夕立/YouTube)
http://youtu.be/rExwK35_gQo (秋山羊子 - アイ・アム・ア・バタフライ/YouTube)
http://hitsujilabo.tumblr.com/post/61309021881/2013-9 (Tumblr)
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2.エッセイichi「あまちゃん」
先月のエッセイでブラック企業とささやかな抵抗についてを書きました。
そうしたらこういうような意見をくれた方がいました。
それは甘えと紙一重だと。
甘えと聞くとぎくっとします。私はアマチャン。
どの立場の人も言い分がある。
その言い分を闘わせて、それで何とかかんとかやっていくのがいいのだと思う。
それが出来ない状態、させない状態がたぶんいけない。
言い分を聞いてくれないのなら言い分をきいてくれと訴えなくては始まらない。
けどそれ自体骨が折れる。
生きていくことって際限なく骨が折れることが続く。
疲れる。。。
けどその中に喜びも確実にある。
その喜びに焦点を合わせられる人が幸せな人なのかな。
私はボーダーラインぐらいにいる感じ。
私はその骨の折れる部分もしっかり描きつつ、喜びを感じてもらうことをしたい。
と思って曲を書いてる。
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3.エッセイni「笑いの難しさ」
『ted』という映画をレンタルして観た。
笑えるとのことで「それは是非笑いたい!」と思い期待してみた。
けど笑えなかった。
笑うタイミングなんだろうなーっというところがよくわからなくて笑えない。
これは国民性の違いか、それともフィーリング?
笑いたかったのに笑えなかったから何とも欲求不満で終わった。
私の記憶をたぐると今まで笑えた映画はチャップリンの「伯爵夫人」。
これはツボにはまった。今観たらどう思うかな?

 

ところで先日、生まれて初めて生で落語を観た。
早朝やってる寄席で500円で気軽に観れる。
知ってないと笑えないところもあったけどお客さんの反応も含めて温かい雰囲気がよかった。
劇場は上野にある鈴本演芸場というところで結構年季が入っていてなかなか味があった。
この日は川柳つくしさんという珍しく女性の落語家が出演してた。
笑いは人生に必要。
また行きたい。
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4.羊子の逆お悩み相談室 回答編
羊子の悩み相談とそれに対する回答を募集。翌月ナイスな回答を紹介するコーナー。

 

先月の羊子の悩みは、
「中学生みたいな初歩的な相談ですが人とどうやったら上手くしゃべれますか?」
というものでした。

 

みなさまからの回答ですが、話すことに関して苦労されてる方が多いなぁと思い、単純に安心しました。
でも話すことがきらいなわけじゃないというのも感じました。
人が好きなんだけど上手く接っせれない、というピュアな悲鳴を感じました。
そして今回はいつもより個性的な回答が多かったです。
で、毎回毎回いたく苦しいのですが、選ばせてもらいました。
今回はどうしても一人にしぼれなくてお二人です。

 

まず下釜一臣さんの回答です。選んだ理由は何とも気が抜けるくらいストレートだったからです。
「どうやったらうまくしゃべれるか?自分も知りたいです(笑)でもうまくしゃべれない時ってうまくしゃべろうとしてる時かなって思います。自然に会話できている時って自然に会話しようとは考えていない時なので、力抜いて萎縮しないことが大事なのかな~と思いました。」

 

次は安川榮一さん。
こちらは素直でちょっと胸キュンでいいなぁって思ったからです。
「人とどうやったら上手くしゃべれますか?って難しいですね。
ぼくも生まれてからずーっとうまくしゃべれません。いまだに悩んでばかり。
よっぽどその人に慣れるか、最初からフィーリングが合うかしかないですね。
自分に自信がないんでしょうね。謙虚ということにしときたいですが。
そういえばここ1年くらいだか、「人は自分と同じではないんだ」ってことがようやく分かってきて、そしたら少しだけ人と話すのが楽になったような気がします。
「期待しない」ってこととも少し違うような。
あまり掘り下げていませんが。
ちょっとは大人になったのでしょうか。
と言いながらまだまだですけど。」

 

回答ありがとうございます。
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5.羊子の逆お悩み相談室 相談編
今月の羊子のお悩み相談です。
「人の死についてです。
私は今まで大切な知人が亡くなったりしても本当の意味でピンときていません。
もちろんそれなりにショックなのですが、例えば泣いたりしてません。
そういう自分に居心地の悪さを感じます。自分は冷たいのかなって。
本当はもっと悲しみたいのに悲しめない。
怖いのは例えば父母が亡くなっても泣けないのかな。ということ。
もちろん泣かないイコール悲しんでないというわけじゃない、けど。。
だって人の死ってもっと重いはずでしょ。重大事件なはずでしょ。
死に向き合った時悲しむべきなのでしょうか。あなたはどうでしたか。」

 

今回はちょっと迷いましたが死という重い話題ですが、回答お待ちしています。
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6.今月のガツンときた言葉
これは本のタイトルです。これにやられて買いました。
「「人に頼りたくない」のも「弱みを見せたくない」のもあなたが人を信じていないからだ」
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7.次回の羊子LIVE
9/22(日)ひのきや(三重県度会郡大紀町)
10/4(金)鈴ん小屋(東京・池袋)
10/11(金)Stax Fred(東京・新高円寺)
11/4(月祝)nowhere(富山)
LIVE詳細はこちらからどうぞ。
http://www.hitsujilabo.com/live.html
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8.羊子のアンテナ
音楽編
KT Tunstall「見えざる帝国//三日月」
これは自分のアルバム作りの参考資料も兼ねて買った。バンド編成なのに妙に歌がデカくてアカペラみたいに聞こえる。そしてサウンドがとても柔らかい。メロディアス好きな私には少々もの足りないけどそれは歌詞がわかんないせいもあるかな。

 

月下美人「ナチュラルポワゾン」
今は活動していませんが大好きな月下美人のアルバム。ライヴ盤「live at Negapoji」が大好きでこればっかり聞いてたけど最近はこちらも聞いてる。こういう雰囲気のポップスやってる日本人の女子っていない。カッコいいよ。

 

アート編
ベルナール・ビュフェ美術館
雑誌でたまたま見かけて独特の黒みがかった色彩が目を惹いた。作品の統一感があった。一目見てこれはビュフェだとわかる。(もちろんビュフェ美術館だから彼の絵しか飾ってないのだけど)それはすごくステキなことだなって思った。

 

お店編
「カフェTree House」
ビュフェ美術館に併設されてるカフェ。野菜の勢いが凄かった。サラダ頼んだら食べきれないくらいこんもり盛られてきた。美味しかった。そば粉入りガレットがとても美味しかった。

 

「グルッペ」
硬派な自然食店。近くにないのでしょっちゅうは行けないけど、出来るだけ買ってる。無肥料納豆とか本舗わがまま屋博士味噌とか他では手に入りずらいものも揃ってる。なくなったら困る。

 

「Cafe Spile」
阿佐ヶ谷にあるカフェ。ここはお店の人がうるさくないやる気を出してて好き。味も2重丸。カレーは辛いの苦手な私でもすーっと頂ける。後トイレもスッキリ清潔感があっていい。

 

漫画編
「まんがの逆襲」
これは図書館でたまたま見かけて借りた。昭和30年代後半から貸し漫画をいう商売があって、そこで貸し出されていた作品をピックアップしたもの。絵とかもすごく古くさいのだけど、不思議な重みがあってなんかありがたい気分になる。

 

読書編
「super cafe book vol.11」
私が毎年ライヴをさせてもらってる神戸のミドリカフェが紹介されてます。改めて読んでみると、もう何度もライヴさせてもらってるのによく知らなかったーっと思いました。探求の理想は「ミドリカフェがなくなる」ことという見出しからはじまります。わーかっこいいじゃないかーウチダケイスケさん。あとちょっと衝撃だったのは「土の中の微生物や細菌と人間の腸の中にいるそれらは実は同じ成分」というくだり。誰かの為に何かをやったり誰かを大切にすることは結果的に自分を大切にすること。そう語りかけてくる。

「「人に頼りたくない」のも「弱みを見せたくない」のもあなたが人を信じていないからだ」
本屋で衝動買いしたもの。痛いところをつかれたというのが本音。本の内容はわかり易くてどんな職業の人でも役に立つことが書かれている。
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9.ニュースichi「羊子のアルバム購入方法」
『日々はありふれていて残酷で めちゃくちゃに愛おしくて時々ひどく退屈で でもうたいつづけていたい』(2500円)
『指一本で倒されるだろう』(2000円)
『ピラニアの棲む湖』(2300円)
『狂った手』(2000円)
ご購入方法:
1.下記メールフォーム又はメールアドレスまでアルバム名、枚数、お名前、送付先をお知らせください。
2.確認のメールを返信します。そこに代金の振込先をお知らせします。代金は銀行振込でお願いします。送料は何枚でも200円です。
3.ご入金の確認をしたら発送してメールにてお伝えします。
よろしくね。
mail@hitsujilabo.com
http://www.hitsujilabo.com/mail/mail.html
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10.羊子へのメッセージ
「羊子からの手紙」読んでくださってどうもありがとう。感想もらえるとうれしいです。メールアドレスの変更なども送ってくださいね。
メール:
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「羊子からの手紙 六十三通目」制作・編集:秋山羊子/HITSUJI LABO

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