羊子からの手紙 六十二通目
残暑お見舞い申し上げます。
夏ってこんなに暑かったっけ？というのが今の気持ちです。
けどマックスは過ぎたという気はしています。
きっと来月には寂しいなーって思うのかも。
夏の終わりってやっぱり切ないです。
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目次
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1.今月の新曲「ジャンプ」
2.エッセイichi「音楽活動のこと」
3.エッセイni「箱根殺人事件」
4.エッセイsan「ブラック企業〜ささやかな抵抗〜」
5.羊子の逆お悩み相談室 回答編
6.羊子の逆お悩み相談室 相談編
7.今月のガツンときた言葉
8.羊子LIVE
9.羊子のアンテナ「音楽編」「映画編」「読書編」「漫画編」
10.ニュースichi「アルバム購入方法」
11.羊子へのメッセージ
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1.今月の新曲「ジャンプ」
先月の新曲「深い海とクジラ」「列車」の感想くださってありがとうございます。
「深い海とクジラ」はタイトルの言葉力に助けられた感じです。
「列車」はもともと短かった曲を拡げる難しさを打破できてないなと思いました。
悔しいな。この曲の魅力を伝えきれてない。
打ち明けると、この曲はかなり何度も歌詞を書き直して自分でも路頭に迷ってる感があります。
ということで今回は何とか書き下ろしを書くぞと気合い入れましたが1曲のみです。いい曲を作るにはとにかく数だ！と思うのですが…。
新曲タイトルは「ジャンプ」です。
これは先月のインスト曲「深い海とクジラ」があっての曲です。
何でもいいので感想教えてほしいです。
秋山羊子 - ジャンプ
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2.エッセイichi「音楽活動のこと」
いきなり直球な見出しです。
音楽活動のことはもちろん常に考えていることなのですが、今もう一度初心に戻って仕切り直しをしています。
本当におまえはなにをやりたいんだぁー！
と問うています。
じゃないと嫌なことを避けるようになるからです。
嫌なこととやりたいことは非常に近い。で身動きできなくなる。
今がそう。
何ともココロとは厄介です。
たぶんホントはやりたいんだけど自分自信を説得しきれてない。
それだけなんだと思います。たぶん。
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3.エッセイni「箱根殺人事件」
お盆休みに箱根行きました。日帰りです。
初めて行きました。
よく何だか箱根殺人事件とかTVでやってますよね？
行ってみて、納得。
絵になる街でした。
時間をかけて作られた街並み。
観光客丸出しでウロウロしました。
いつか2週間くらい滞在して曲作りをしてみたいな。
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4.エッセイsan「ブラック企業〜ささやかな抵抗〜」
個人の店を応援してるのであまり大手の店では買わないのですが、ブラック企業のことが問題になってからますます遠ざかってます。
ついつい安いし品物も悪くないし手軽だからなびいちゃう。
けどやっぱりおかしい。
誰かがそのしっぺ返しをくらってる。
そしてそれはいつか私にも返ってくる。今も返ってきてるとも言える。
難しいね、こういうのって。
住んでるアパートの目の前にコンビニにができました。
そのすぐ隣に個人のお弁当屋さんがあります。
ここでおにぎりをたまに買うのだけど、たぶんコンビニが出来たことで売上に影響すると思う。いい方に傾けばいいけど。
で、誓ったの。このコンビニでは絶対に買わないって。
今のところ守ってる。
このささやかな抵抗だってバカに出来ない、と思ってます。
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5.羊子の逆お悩み相談室 回答編
羊子の悩み相談とそれに対する回答を募集。翌月ナイスな回答を紹介するコーナー。
先月の羊子の悩みは、
「私は店員さんで妙に気を使う人や必要以上に下手にまわる人が苦手です。お客さんと店員さんは対等？対等ではない？どうなのでしょう。」
というものでした。
やはり対等が気持ちいいという意見が多かったです。
皆さんが書いてくれた回答を読んでるうちになんでしょうか、店員さんに対して以前よりプリプリしなくなりました。これはちょっと意外でした。
今回も皆さんからの回答を全部読んでほしいですが、長くなってしまうので
えい！っと気合いいれて選びました。
井波陽子さんの回答です。
「私がしょっちゅう会う困った店員さんのタイプがいるのですが服屋さんなんかで、「この服かわいいですよね～～」と服を褒めながら近づいてくる人です。
（中略）
私はそのたんびに、服がかわいいから買うんじゃない！似合うものを探しに来たのだ！（中略）と瞬時に思って、その服屋はすぐ出て行くんですよ～それか、体力がある時は「私に似合うものを探しにきたんですけど」と言います（笑）
私が子どものころに連れて行ってもらったデパートでは店員さんは母親に「お似合いですよ」とさりげなく言って近づいてきて私はそのタイミングの良さにいつも感心していました。そして母は、買うときの決め手はいつも「洗濯の仕方」を聞く・・・店員さんがその商品の扱いについてちゃんと知っているかが分かる場面でした。
（中略）
不思議なのはこういう悩み（？）を持ってるのは私以外に聞いたことがない、ということなんです。わりとこの話題を周りの人にするのですが心から共感してくれる人はいませんでした（笑）
ということはどういうことかというと、私の問題が、投影されているということ～？？と、今は思っているのです。
よく分かりませんが、私がずっと一貫して考えているテーマがそこに隠れていて私にアピールしてきてるのかな？ということです。
なので、秋山さんの「威張ってる？」もそうなのかな、と思いました。
店員さんとお客さんは対等であるというのはぜったいそれがいいと思います。
でも、そこに、それ以上に大事なヒントが隠れてるのを秋山さんだけが察知していてその信号を受けとってるのかもしれない、と思ったわけです！」
選んだ理由はお悩み回答から発展していってユニークだなって思ったのです。
回答ありがとうございます。
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6.羊子の逆お悩み相談室 相談編
今月の羊子のお悩み相談です。
「中学生みたい初歩的な相談ですが人とどうやったら上手くしゃべれますか？
上手くというかどうやったらオープンな気持ちでしゃべれますか？
わりとすぐ話題につまったり、こんなこと聞いたら失礼だなとかつまんないなぁとか思うとしゃべれなくなり逃げ出したくなります。
人と話すと50％の割合である意味落ち込みます。
もちろん嬉しいことも50％あります。
こんなもんなんでしょうか。
人を接するということは誤解やすれ違いなどの痛みなしには成立しないのでしょうか。」
回答お待ちしています。
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7.今月のガツンときた言葉
北尾雅史さんが教えてくれたガツンです。
なんかこれかなり痛いです。大人の痛みですね。
■ジャクソン・ブラウン「SLEEP'S DARK AND SILENT GATE」より
the times when we were happy
We're the times we never tried
二人が幸せだった頃というのは
しあわせになろうという努力はしなかったときなんだ
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8.次回の羊子LIVE
9/22（金）ひのきや（三重県）
LIVE詳細はこちらからどうぞ。
http://www.hitsujilabo.com/live.html
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9.羊子のアンテナ
お店編
「ユトリロ」
箱根湯沢でふらっと入ってみた喫茶。店内はなんともいえない雰囲気。美術品が飾れていて、でもかた苦しくない雰囲気。元気な年配のおばちゃんが仕切っていてどこか寮の食堂っぽい。看板メニューのカレーはあっさりしてて丁寧な味がして美味しかった。
「556」
近所のケーキ屋さん。556の由来はココロやゴーゴーロックだそうです。原材料がかなりまともで甘さ控えめでかなり私好み。近くにあるなんてある意味困る！スピッツが好きみたいでよくかかってる。私もスピッツ聴きたくなっちゃった。
映画編
「かぞくのくに」
まったくおちゃらけなし。非常に硬派な映画。日本に暮らす朝鮮人家族の話。北朝鮮と日本の国家間の問題というよりも人を描いていてそこが好きだ。
「ミツコ感覚」
これはレンタル屋でみつけ、ちょっと面白半分で観た。もしかしたら大外しかも！って。結果は当り。演劇っぽい映画。最後まで妙な緊張感でぐいぐい引っ張られた。
「カラフル」
とても面白かった。アニメはあまりみない。アニメのファンタジーな世界がそれ程好きじゃないから。けど覆された。アニメをもっと観たくなった。説教臭くなく説教してくれる。
漫画編
「ねこぢるうどん1」
今更ですが。読み返してみてやはりえぐられました。えぐい。えぐさを出すのってそう簡単じゃない。勇気が必要。そして改めて無駄のなさに関心しました。
音楽編
Aphex Twin「chosen lords」
ねこぢるが猛烈なファンとのことで興味を持ったの。トランスの世界はあまり知らなったのですが気持ちいいって思いました。いつまでも聴いていられる金太郎あめ。そう感じさせるためにいろんな工夫がされてるんだろうなって思った。なんか、かっちょいい音楽です。
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10.ニュースichi「羊子のアルバム購入方法」
『日々はありふれていて残酷で めちゃくちゃに愛おしくて時々ひどく退屈で でもうたいつづけていたい』（2500円）
『指一本で倒されるだろう』（2000円）
『ピラニアの棲む湖』（2300円）
『狂った手』（2000円）
ご購入方法：
1.下記メールフォーム又はメールアドレスまでアルバム名、枚数、お名前、送付先をお知らせください。
2.確認のメールを返信します。そこに代金の振込先をお知らせします。代金は銀行振込でお願いします。送料は何枚でも200円です。
3.ご入金の確認をしたら発送してメールにてお伝えします。
よろしくね。
mail@hitsujilabo.com
http://www.hitsujilabo.com/mail/mail.html
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11.羊子へのメッセージ
「羊子からの手紙」読んでくださってどうもありがとう。感想もらえるとうれしいです。メールアドレスの変更なども送ってくださいね。
メール：
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「羊子からの手紙 六十ニ通目」制作・編集：秋山羊子／HITSUJI LABO
